印刷物表面光沢加工と環境への取組
表面光沢加工は、耐久性、耐水性など製品の保護力を高めるために開発された、本質的に環境に優しい技術です。
さらに光沢加工業界では長年、環境配慮型の加工技術の開発に取り組んでおり、今では、環境に配慮した資材（原材料）、機械設備、加工工程を確立し、産業廃棄物のリサイクルや再資源化を実現しています。特にリサイクル事業に関しては、「光沢加工会社から排出される古紙や廃フィルムは、ほとんどがリサイクルされる」といわれるほどになっており、「印刷物に光沢加工すると環境に悪影響を及ぼす」といった懸念は、もはや無用になっております。
技術革新が進んだ現在ではPP（ポリプロピレン）は燃やしても有害ガスを発生させず、通常の可燃ゴミとして扱えるほど、安全かつ衛生的な素材です。
近年ではサーマルフィルムの普及や紫外線硬化型のUVラミコート技術の進歩により、VOC（有機溶剤）の削減にも貢献しております。
＜関東特殊加工協同組合 「光沢加工のすべて」より抜粋＞
